先進的で体に優しい治療を行うために
おちデンタルクリニック長久手では先進的で安全な治療を皆さんに受けてもらうために多くの最新機器を導入しています。
その一つが、歯科用マイクロスコープです。
■歯科用マイクロスコープとは?
マイクロスコープとは、「手術用顕微鏡」のことを指します。
脳神経外科や、産婦人科、心臓外科などの手術で使われていた手術用顕微鏡を歯科用にしたものが、歯科用マイクロスコープです。
本来は、血管や神経など肉眼では見えない手術を顕微鏡を使って行うためのものなので、肉眼で見るのが不可能な部分も最大約24倍にまで拡大できます。
マイクロスコープQ&A
- 24倍の拡大は必要なのですか?
- 今まで肉眼で行っていた治療を、わざわざ拡大してみる必要があるのか?という疑問をお持ちの方も多いと思います。
実は、歯の治療も肉眼では見えない歯の神経や虫歯の治療が多いのです。今までは、見えない部分は歯科医の勘や経験で治療を行っていました。ただ、歯の形は複雑で決して勘のみで治療できるものではありません。そこで、歯科用マイクロスコープを使うことにより、繊細かつ慎重さが求められる歯科治療を超精密に、より安全に行うことができるようになったのです。
- どんな治療に使うのですか?
- マイクロスコープが使える治療は以下の通りです。
- ●歯を削る治療
- ●歯周病治療
- ●インプラント治療
- ●神経を削る/炎症を起こした歯根の治療
- ●歯の詰め物や、かぶせ物の治療
では、ひとつひとつの治療におけるメリットを見てみましょう。
メリットについて
歯を削る治療
肉眼の約24倍の倍率で見る事ができるので、虫歯のダメージを受けている部分と、健康な部分が正確に判断できるため、肉眼の治療で使う器具よりも、小さい器具を使うことができます。
小さい器具を使うことができるということは、削る部分を最小限に抑えることができます。
歯は削れば削るほど悪くなってしまいます。マイクロスコープであれば最小限にとどめる事が出来るのです。
歯の神経を削る/炎症を起こした歯根の治療
今までの治療では、歯の根の入口の部分だけしか見る事が出来ませんでした。
歯の根の中は細く、暗い部分のため、根の先端部分までの距離を測る機器を使いながら距離だけを頼りに進めるしか方法がありませんでした。そのため、先端の汚れが残っていても気づきにくく、消毒を繰り返し、治療期間が長くなってしまうことがありました。マイクロスコープでは、根の中を約24 倍に拡大し、今までの治療では見えなかった根の先端まで見ながら治療を行えるため、より精密な治療が可能になりました。
歯の詰め物や、かぶせ物の治療
歯と詰め物の間に隙間があると、細菌が侵入してしまい虫歯が再発してしまいます。その場合、今の詰め物や、かぶせ物は使うことができなくなってしまうのです。
肉眼ではかぶせ物と歯の間はきれいにつながっているように見えても、マイクロスコープで見ると、あっておらずガタついてしまっていることも多々有ります。
歯の治療は、ただ虫歯を直すだけではなく、再発しない治療をすることが大切です。そこで、マイクロスコープを使い、精度の高いつなぎ目を作ることで、今後虫歯になりづらい虫歯治療を行うことができるのです。
インプラント治療
インプラント治療で大切なのが、インプラントと人工の歯の適合精度です。
しっかりと適合していないと、インプラントの根が割れてしまったり、脱落することがあります。そこで、マイクロスコープを用いることで、細部が確認でき、従来より安全で、確実なインプラント治療が可能になりました。
デメリットについて
こんなにも、すぐれた機器なら毎回の治療で使いたいですよね。
ただ、デメリットも、もちろんあります。
- 口腔内全体の治療を考え、検査するため1 回の治療時間が長くなってしまう。
以上の2点がデメリットになります。
肉眼での治療とは違い自費診療になってしまいます。そのため、歯医者、患者様の状態によって診療にかかる値段に差があるのが現状です。
また、口腔内全体を把握し、細かい器具で精密に治療を行うため、1 回の治療に時間がかかってしまいます。
もちろん、私達は、必ずしも全ての治療に対して、マイクロスコープを使う必要はないと考えます。安くできる治療に値段をかける必要があるのかと、お考えの方もいらっしゃると思います。私達は、歯をなくす前に、自分の歯を大切に一生使いたい方のためにも、様々な安全で、体に優しい治療を提供するために、最新機器をそろえています。
おちデンタルクリニック長久手では
おちデンタルクリニック長久手では最新のライカ社製マイクロスコープ(M320-D)を導入しています。
このマイクロスコープは…
- パーツの継ぎ目を極力なくし、ケーブル類も全て本体内に収納されているためホコリが溜まりにくくなっており、抗菌加工されています。
- 最大100,000Luxの高輝度LEDが、口腔内を広く明るく照らします。影が出やすく見にくい根管も、しっかり観察できます。
- 内蔵型FULL HDカメラがとらえたクリアな画像は、動画・静止画どちらでも記録が可能です。
特に、画像、動画が記録可能なため、患者様とともに、現在の口腔内の状況が確認できるので、より分かりやすく説明ができる事を重視し導入しました。